孫を背に千歳山に登る

 孫はいつもの昼寝の時間のようで、平泉寺の駐車スペースに着いた時にはもううとうとしている。私はザックを出して、ハイカットの登山靴を履く。娘の旦那さんは、買ったばかりの登山靴を履いて、タオルを首に巻いて、孫にもタオルを巻いて、帽子を被せた。眠いようで、ザックに入り込みたがっているが、少しだけ歩く。境内に入ると、杉並木が続き、それから本堂ま…

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ゆっくりと月山へ

 姥沢からリフト東側の道を歩くと、直ぐにペアに抜かれた。その先はまだ7時を過ぎたばかりなのに、花を楽しむ登山者で賑わっていて、どうしたものか私が先頭になった。単調な木道の登りで疲れが出て、後続に道を譲った。それからは、花鑑賞の仲間入りをして、それに、栄養補給も頻回にしてとって、ゆっくりと山頂を目指した。暑い時の行動食は果物が一番で、バナ…

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大岩から千歳山縦走

 何年振りかで奥平清水から恥川沿いの林道を歩いた。梅雨の曇り空の下、もう3時も過ぎていて、心なしか早足になる。しかし、それを追うように羽音が付き纏う。手で払うようにすると、その手に虫がぶつかるのだが、しばらくするとまた同じような羽音が襲って来る。林道が右に折れると、不思議とその音から解放された。虫にも縄張りがあるのかと冗談のように考えて…

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夏のライザを登る

 登山を始めたばかりの夏、ライザを登って熊野岳、中丸山と回って来た。僕の登山の原点とも言えるコースを再び歩いた。実に17年ぶりだった。 この数年、体力の衰えは隠しようもなく、登りでは、ほぼ全ての登山者に先を譲るようになった。もう、脚力を競うような登山をしても意味はないし、楽しくもない。 1週のブランクの後、はっきりと山行のスタイルを変え…

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磐梯鍬形と岩雲雀

 磐梯山と櫛ヶ峰の鞍部まで下ろう。お花畑にもう咲き終えようとしている磐梯鍬形を見つけて、それなら群生地だと聞かされると、櫛ヶ峰との鞍部に早く下りたくなった。ガレた坂のあちこちに、今朝、咲き染めたばかりのような薄紫の花が、風に揺れて見えた。その強風に堪えるように岩の上に留まっている岩雲雀を見つけたのも、急なお誘いにも快く付き合って頂いた追…

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坊平から遠刈田

 初めて尽くしの山旅だった。この歳になって、新鮮な体験は貴重だった。良いにしろ悪いにしろ。山登りを始めた頃に雁戸山の下山時に、誤って笹谷の宮城側に下ってしまって、ヘッドライトを灯して、車道を笹谷峠まで歩いた経験があって、その時、痩せ我慢でもないが、徒歩旅行が憧れとなった。まずは、山形から歩いて宮城に旅すること。 長い事、温めていた旅が1…

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芝草平ヒナザクラ咲き出す(令和6年6月2日)

 芝草平のヒナザクラの開花具合が気になって、刈田からピストンした。小雨が降る生憎の天気で道路脇のスペースには10時すぎというのに3台しか車はなかった。芝草平には、ミネズオウがまあまあ咲いていて、ヒナザクラは数輪咲き出していた。杉ヶ峰を下って芝草平に入る所の山道に残雪があった。刈田までの山道脇にはミネザクラ、ムラサキヤシオ、ミツバオウレン…

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大東岳表コースピストン

 二口に来たのはかなり前になる。その時は車で笹谷峠を抜けて、川崎の町に出て、そこからが長かった記憶がある。それから、通行止めの二口街道を徒歩で県境まで、真夏の炎天下を凌いで辿り着いた。そこから小東岳までピストンしようを糸岳まで着いた時に、刈り払いの作業者から登山届は出したのかと咎められ、作業の邪魔なようで、望洋平に下った。白糸の滝は壮大…

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小東岳から所部に下る

 仙山線の車内ではシートに駅弁を広げて屈みながら食べている老人や、熟年夫婦や、ちょっと韓流ぽい女性たちやらで、それなりに賑わっていた。面白山高原駅で下車した。乗車券を回収口に入れるが、切符の自販機は亡くなっている。階段を登ると、登山靴の紐を結んでいる方や、トイレに入る人やらで、こちらのほうも活気がある。 日差しは強く、水分はハイドレーシ…

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孫を背にカモシカと遭遇

 孫は2歳と半年になって保育園にも通いだして僕たちとも会話が弾むようになった。朝食を一緒にして窓の外は昨日よりは日差しも強くなくて、出かけるには良いようだ。お昼までの時間を千歳山公園に行こうと娘を誘うが、最初は家にいると言う。そこは、娘が慣れたもので、上手く誘って外に連れ出した。 気が向けば、千歳山に三世代で少しでも登ろうという計画だ。…

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