名残惜しいが秋の日はつるべ落とし。帰路に着く。山頂小屋の脇から見る袖朝日のスラブは稜線だけが明るく輝いていて、深い襞は渓谷の奥深くまで切れ込んでいる。紅葉も終わった冬ざれた頃に袖朝日に会いに来たい。新雪を踏んで今年最後の朝日連峰を歩きたいと、こころのなかで強く念じた。
ダケガンバの白い幹が錦に花を添えている。銀玉水を下ると2人組に抜かれた。健脚だった。ザックを見ると山形県警察山岳救助とあった。水場で補給した後ご苦労様と挨拶した。彼らとは小朝日まで声が聞こえるくらいの間隔で歩いた。これから山頂を目指す岳人が多く見られた。小屋は賑やかになるだろう。
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